「志を立てる要は、よく己を知り、身のほどを考え、それに応じてふさわしい方針を決定する」渋沢栄一
- 自分を棚卸する
- 大志を立てる
- 身近な小さな志を立てる
- 大志と小志を調和する
- 天命を悟り大志を全うする
1.自分を棚卸しする。
- 夢や憧れが一時の流行にのぼせていないか頭を冷やす。
- 自分の長所、短所を具体的な出来事から書き出す。
- 健康状態、体力、勉強の得意不得意を明確にする。
- 今の経済力を確認「蟹穴主義」で身のほどをわきまえる。
2.大志は「これなら、どこから見ても一生を貫いてやることができる」と覚悟する。
これまでの自分を棚卸してこれからなりたい自分を言語化。
過去の人生の整理整頓と未来の人生の選択肢の断捨離です。
3.小さな志を立てる
人生100年の時間の中で自分が実現したい小さな志を期限を決めて3~5項目に絞り込みます。
あぶれた項目は、次回か、来世に取り組むと割り切ります。
また、「小さな志」は移り変わってもいいとしています。
4.大志と小志を調和する
アップル創業者、スティーブ・ジョブズが言う、the dots「点と点が後になって人生のどこかでつながるだろう」と信じる力に通じます。
5.天命を全うする
「天命を楽しんで事をなす」渋沢栄一 青淵百話より
「一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である」
「一時の成功や失敗は、長い人生や、価値の多い生涯における、泡のようなもの」
「成功など、人として為すべきことを果たした結果生まれるカスにすぎない」
天命をもって、運命に挑む。
サムライ起業家、の渋沢栄一の覚悟は、武士の潔さから始まっています。
「人間の世の中に立つには、
武士的精神の必要であることは無論であるが
しかし武士的精神のみに偏して
商才というものがなければ
経済の上から自滅を招くようになる。
ゆえに士魂にして商才がなければならぬ」
士魂商才
論語と算盤より